グッチのバッグの中でもっとも高値が付きやすいのがショルダーバッグです。

特に新しいタイプの品であれば、定価の50%以上の非常に高い買取率も期待できます。

今回はグッチのショルダーバッグにだけ焦点を当てて、買取のポイントを詳しく解説してみました。

買取でも高値が付きやすいグッチのショルダーバッグ

グッチのバッグは買取需要も非常に高いです。

バッグと一括りにしても、バッグには様々な種類があります。その中でももっとも高値が付きやすいのはショルダーバッグです。

正直この傾向はグッチだけでなくブランドバッグ全体に共通して言えることです。

定価が高い安いは関係なく、もっともシーンを選ばず中古需要が高いのがショルダーバッグだからです。

高値が付きやすいポイントとは

特にグッチのショルダーバッグの買取において評価される部分は以下の点です。

  • 一目でグッチとわかる柄やモチーフ
  • ちょうど良いサイズ感
  • ショルダー部分は革紐よりチェーン

デザインに関しては、パッと見てグッチとわかるようなデザインが重要で、反対にグッチかわからないようなデザインだと、中古品としての評価は下がってしまいます。

また定義は広いですが、小さすぎて物が入らないパーティーバッグや、大きすぎるメッセンジャーバッグなども少し評価が下がります。

チェーンに関しては必ずではありませんが、革紐よりチェーンのバッグ、いわゆるチェーンショルダーの方が定価も高い傾向があり、人気も高いです。

新しめのデザインのショルダーバッグの買取相場について

現在買取で高値がつきやすいグッチのショルダーバッグは、新しいデザインです。

グッチはオールドグッチといってヴィンテージのデザインも人気がありますが、流石に当時の定価が今よりもだいぶ安かったこともあり、近年の品物の方が同じショルダーバッグでも圧倒的に高いです。

近年のグッチを象徴するライン

オフィディアショルダー
ヴィンテージの要素も兼ね備える人気のオフィディアライン

最近街でもよく見かけるようになってきたのが「オフィディア」シリーズです。

古くからある縦シマのシェリーラインと、近年のグッチの金具を合わせたデザインが幅広い世代に人気です。

上記のショルダーバッグの買取相場はというと、

オフィディア ショルダーバッグ(定価15万円前後)
買取相場:6万円-8万円

だいたい買取率50%前後くらいが目安になります。

GGマーモントのショルダーバッグ
近年のラインでももっとも定番化しつつあるGGマーモント

オフィディアと同じくGGマーモントのラインもほぼ同様の買取率で、今後定番化していくことが予想されます。

この辺りの近年のグッチのショルダーバッグに関しては、定価14万円-25万円くらいの品物が多く、おおよその買取額が安くとも5万円、品物によって10万円前後が一つ目安となります。

いまだに人気が高いグッチシマやソーホーシリーズ

グッチソーホーディスコバッグ
今もなお人気が高いソーホーシリーズ

近年のグッチとまではいかないものの、少し前に定番モデルとして人気を博した「ソーホー」「グッチシマ」というラインも買取では値段が付きやすいシリーズです。

上の写真の品であれば、

ソーホー ディスコバッグ(定価13万円前後)
買取相場3万円-5万円

こちらも古い品の割には、比較的買取率も高く維持されています。

グッチの定番GG柄のグッチシマ
GG柄のレザーモデルがグッチシマ

定番のGG柄をレザー仕様にした「グッチシマ」シリーズも同じくらいの買取相場が目安となります。

グッチの定番柄というと「GGキャンバス」「GGスプリーム」といったキャンバス素材や、PVCレザー(塩化ビニール)素材がもっとも多いですが、レザー製のショルダーバッグの方が定価も高く、買取においては高値が付きやすい傾向があります。

だいたい10年前くらいまでの、この年代のショルダーバッグでデザインが時代錯誤の物でない限り、買取額3万円程度が目安です。

ヴィンテージのショルダーバッグの買取価格について

オールドグッチでも高価なショルダーバッグ
グッチのヴィンテージショルダーバッグ

さらに古いヴィンテージのショルダーバッグとなると、正直買取相場は1万円前後とお考えください。

ただ上の写真のバッグはシェリーラインという縦シマのデザインが入っていて、シェリーライン自体は現在も様々な新作にも用いられています。

グッチは古いデザインを復刻しているバッグも近年は多いため「最新モデルに近い(似てる)デザイン」であれば、2万円〜3万円程度ご提示できる場合もあります。

プレミアなどがついてる品は、古いグッチにはないものの、状態が良くて今でも売れるようなデザイン性の高いショルダーバッグに関しては、十分高値がつくと言えるレベルです。

近年は定価も上昇している傾向にあるため、数年前よりは全体的に相場も押し上がっています。

ショルダーバッグで査定のポイント

ショルダーバッグの査定ポイントは本体の状態に加えて、ストラップ部分の痛みなどです。

特にストラップ切れたりしてしまうと、ショルダーバッグとしては使用できないため、ジャンク品扱いとなってしまいます。

状態が良いに越したことはない

状態に関してはまず生地によって劣化具合が様々です。

基本的にレザー製品の場合は、破れてしまうということはよほどのことがない限りありませんが、古いグッチで一番多く使われている「GGキャンバス」などの布素材だと、擦れるだけでなく比較的簡単に破れまでいってしまいます。

こうなってしまうと買取では数千円程度しかご提示することが難しいです。

ただほとんど使用していない物に関しては、どんなに古くとも1万円以上、新しめの品であれば確実に4万円以上はご提示することができます。

2WAYタイプでストラップの欠品は大幅な減額

グッチは一部ショルダーストラップ付きのトートバッグなどの2WAYタイプのバッグも比較的多く流通しています。

こうした2WAYショルダーバッグに関しては、ストラップの欠品は大幅な減額となってしまいます。

グッチ2WAYトートバッグ
ショルダーストラップ有り・付属品完備⇒買取相場3万円
ショルダーストラップ欠品⇒買取相場1.5万円

だいたい半分くらいになってしまうと考えていただければ良いかと思います。

2WAYタイプの場合、ショルダーストラップを使わずに着用していたという方も多いとは思いますが、ないまま売ってしまうと中古品としての需要が半減してしまうという理由で、どうしてもストラップがない場合は減額となってしまいます。

まとめ

グッチのショルダーバッグに関しては、今現在非常に人気も高まっていて、以前は高値が付かなかったような古いバッグでも数万円の値がついたりするケースも増えています。

もちろん最新作はブランド品の中でもトップクラスの利率で買取ができますし、少しくらい古くても定番品であれば相場も値崩れしていません。

ブランド品の買取では買った金額に対して、驚くほど買取価格が安い。というものも正直ありますが、グッチのショルダーバッグであれば安定したお買取が可能になっています。