“高級腕時計といえばROLEX(ロレックス)”ロレックスは日本だけでなく、世界中でもっとも知名度がある高級腕時計メーカーです。
そのため優れたリセール率があり、近年では優秀な投資対象として見られるほど価値が落ちづらいブランドです。
年々定価が上昇し、入手しづらいスポーツモデルは中古市場でも定価以上で取引されている場合も多くなっています。
こちらのページでは、ロレックスの買取における際に少しでも高く売れるためのポイントと、モデルによっての買取率をまとめています。ロレックスの売却を検討されている際には参考にしてみてください。
ロレックス高価買取|出張買取ファーストクラス
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この記事の目次
ロレックス買取における基礎知識
ロレックスは年々定価が上昇している傾向にある中、それに比例して中古相場も価格が高騰しています。
特に多くのメンズモデルは国内、国外問わず需要に対して正規店での販売数が圧倒的に足りていない現状があり、定価以上のプレミア価格が付いています。
また長い間デザインが大きく変わっていないことで、古いモデルでも現行品とほぼ変わらない需要があることも特徴です。
そのため昔買ったロレックスが買った時より高く売れることも少なくありません。そのため資産価値が高いと評されるのです。
なぜロレックスは高く買取できるのか
ここ5年間くらいの間は特に、ロレックスの人気モデルは正規店で購入することが難しい状況となっています。
「ロレックスマラソン(ロレックス人気モデルを購入するために複数店舗を回ること)」という言葉も有名で、それでも購入することが難しいです。
そのため正規店以外のお店では定価以上の金額で販売されています。
ロレックスの人気モデルに関しては、日本人だけでなく世界中の人から需要が高く、中古店から見ても高額でありながらとても売りやすい品物です。
そのため高く買取してもすぐに販売できることから、買取価格の競争が熾烈でどこのお店でも利益を削って買取してくれる品物となっています。
平均買取利率は60%
ロレックスの平均買取率は60%とブランド品の中でもダントツのリセール率です。
長年使用した品物でも購入価格の半額以上くらいでは売れると思っていただければ間違いありません。
人気のメンズスポーツモデルであれば、平均しても100%以上(定価以上)となっていて、定価で購入していればほぼ損しない計算となります。
参考までに各高級ブランドごとの平均買取率を記載しています。
- ロレックス:60%
- エルメス:30%
- ルイヴィトン:30%
- シャネル:30%
- オメガ:25%
エルメスの「バーキン」「ケリー」や、同じ腕時計であればパテックフィリップの「ノーチラス」や「アクアノート」、オーデマピゲの「ロイヤルオーク」といった人気モデルに関しては、ロレックスと同じように非常に高いリセール率を誇るモデルもあります。
しかしブランド全体で評価するのであれば、ロレックスより高く売れる中古ブランドはないといえます。
全く同じモデルでも製造年によって買取相場も変わる
ロレックスの時計は製造年によっても買取相場が若干変わってきます。特に2010年以前、以降に販売されたロレックスでは大きく仕様が異なります。
以前は個別のシリアルナンバーから一文字目の英字を読み取ることで製造年を把握できましたが、以降の製造に関しては8桁の英数字がランダムで刻印される仕様となり、正確な製造年を把握することができなくなりました。
そのため2010年以降に製造されたロレックスは「ランダム番」と呼ばれ、それ以前の「A番(1998年前後)」「Z番(2006年前後)」といった品物よりも高値が付く傾向にあります。
製造年による金額差について
引用元: 楽天市場
GMTマスターⅡ(116710LN)の例
- 2006年製造(Z番):¥1,150,000前後
- 2011年製造(ランダム番):¥1,300,000前後
*中古ランクAの状態での買取目安になります。
人気モデルでかつデザインが変わらないため、大きく金額が変わらないものの、製造年によって10万円以上買取価格が変わる傾向にあります。
製造年月日を調べる方法
時計ブランドのシリアルナンバーは原則、ケース裏蓋に刻印されている時計がほとんどですが、ロレックスは少し特殊な位置に刻印されています。
2004年までに製造されたロレックスは、6字側のベルトを外すとケースにシリアルナンバーが刻印されていますが、簡単に外す事はできません。
2005年以降に製造されたロレックスはシリアルの位置が変わり誰でも簡単に確認する事ができます。
6時側の文字盤ルーレット状になっている箇所にシリアルナンバーが刻印される仕様になりました。
写真のシリアルナンバーは642G58C2と刻印されています。
英字と数字がランダムに組み合わさったシリアルナンバーなので、2010年以降に製造されたといった事がわかります。
金、プラチナ素材よりステンレスモデルの方が買取利率が高い
ロレックスの製品には様々なモデルが存在しますが、同一モデルでも素材違いで展開されている品も多いです。
ロレックスで使われる素材に関しては以下のようなものが主流です。
- SS(ステンレススチール製)
- K18コンビ(K18とSSがどちらも使われている)
- K18無垢(K18製、ピンクゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールドなど種類がある)
- プラチナ無垢(Pt950製)
下にいくほど素材としての価値も高く、定価は高額になりますが、ロレックスのなかでもっとも人気の高い素材はステンレススチール製です。
同モデルの素材違いによる買取率などをまとめてみました。
サブマリーナ
引用元: 楽天市場
サブマリーナ(126610LN)SS
国内参考定価価格:¥1,013,100
買取相場:¥1,500,000前後
買取利率:150%
引用元: 楽天市場
サブマリーナ(126613LN)K18コンビ
国内参考定価価格:¥1,585,100
買取相場:¥1,800,000前後
買取利率:114%
引用元: 楽天市場
サブマリーナ(126618LN)K18YG
国内参考定価価格:¥4,103,000
買取相場:¥4,300,000前後
買取利率:104%
*全て中古ランクAの状態での買取目安になります。
近年ではステンレス素材のモデル以外の品も入手が難しくなっているため、全ての素材で定価以上の買取相場となっていますが、買取率はステンレス製モデルがもっとも高くなっています。
ロレックスの腕時計は定価が高く高価なモデルが高く売れるという訳ではなく、あくまで一般的に需要が高いステンレススチール製のモデルほど高値がつきやすい傾向にあります。
ロレックスなら壊れていても買取可能
ロレックスは例え壊れていても値段がつかないという事はありません。
使用する事が明らかに難しいような難ありの場合でも、買取相場は下がってしまいますが買取可能です。
引用元: 楽天市場
参考までに上記のモデルで、完品とベルトのない不動のロレックス差は以下の通りです。
- 完品状態の買取相場:¥300,000前後
- ベルトのない不動のロレックス:¥50,000前後
完品状態に比べると、差額に大きな差はあるものの買取は可能です。
下記は実際にブランド買取店で持ち込みがあるケースです。
- ガラスが割れてしまっている
- 時計本体のみもしくはベルトのみ
- 内部故障が原因で動かなくなってしまっている
このように明らかに再販が難しい状態でもロレックスの時計は買取ができます。
買取価格に関しては、修理費用を差し引く形でのご提示になりますが、修理できないという場合を除き、壊れていても数万円以上で買取可能というのもロレックスの人気の高さによるものです。
人気定番モデルと廃盤モデル買取相場をチェック
ロレックスの人気モデルは全て定価を超える買取相場に高騰しており、年々その価値も上がっている傾向にあります。
特にロレックスの一番の人気モデル「デイトナ」の価格高騰は凄まじいです。
現行型のメンズ人気モデル
人気のモデルのほとんどがステンレス製のスポーツモデルで、買取率100%を超える定番モデルを紹介します。
デイトナ
引用元: 楽天市場
デイトナ(116500LN)SS
国内参考定価価格:¥1,457,500
買取相場:¥5,000,000前後
買取利率340%
ロレックスで一番人気があるメンズモデルです。
ロレックス製で唯一のクロノグラフを採用されたモデルとなっており、現在でも非常に入手が困難なモデルとなっています。
一世代前の116520は黒文字盤モデルの方が人気でしたが、新型の116500LNは白文字盤の方が黒文字盤よりもやや相場が高い傾向にあります。
サブマリーナ
引用元: 楽天市場
サブマリーナ(116610LV)SS
国内参考定価価格:¥928,800(廃盤)
買取相場:¥2,500,000前後
買取利率:270%
ロレックスメンズモデルの定番であるサブマリーナのグリーンカラーは廃盤となり大幅に高騰しています。
文字盤とベゼルがグリーンになった事によってロレックスカラーがより目立ったデザインとなり、通称「グリーンサブ」「緑サブ」「ハルク」などと呼ばれています。
GMTマスターⅡ
引用元: 楽天市場
GMTマスターⅡ(126710BLNR)SS
国内参考定価価格:¥1,049,400
買取相場:¥2,000,000前後
買取利率:200%
ベゼルが黒と青のツートンカラーでデザインされたロレックス製品はGMTマスターⅡのみのカラーで、通称「バットマン」と呼ばれています。
現在では非常に入手困難で、青赤ベゼルの通称「ペプシ」と並び、相場が高騰しています。
*全て中古ランクAの状態での買取目安になります。
大幅に定価を上回る金額で取引されているモデルをピックアップしましたが、以下のような定番モデルであれば、いずれも定価以上の買取相場となっています。
- デイトナ各種
- サブマリーナ各種
- シードゥエラー
- GMTマスター各種
- エクスプローラーⅠおよびⅡ
- ヨットマスターⅠおよびⅡ
- エアキング
基本的にロレックスの人気モデルであれば、全て定価以上でのお買取が可能です。
現行型のレディース人気モデル
レディースモデルで一番人気のモデルは「デイトジャスト」です。
流通している多くの品物がデイトジャストの派生、もしくはデイト機能のないオイスターパーペチュアルというどちらもシンプルなモデルが元になっています。
メンズスポーツモデルのようにどれも定価以上で買取できるほど高値は付きにくいですが、安定して定価の半額くらいが買取相場となっています。
下記、現在正規店で販売されている人気レディースモデルの買取価格の目安となります。
デイトジャスト
引用元: 楽天市場
デイトジャスト(179171)SS/K18PG
国内参考定価価格:¥928,800
買取相場:¥600,000前後
買取利率:64%
レディース不動の人気モデルはデイトジャストのPGコンビです。
インデックス文字盤には様々な種類があり、文字盤の柄やデザインによって若干買取相場が変わってきます。
デイトジャスト
引用元: 楽天市場
デイトジャスト(179173G)SS/K18YG/ダイヤモンド
国内参考定価価格:¥1,101,600
買取相場:¥650,000前後
買取利率:59%
文字盤にダイヤモンドがセッティングされたデイトジャストのK18コンビモデルです。
ダイヤがセッティングされているかいないかで買取価格は10万円前後変わってきます。
オイスターパーペチュアル
引用元: 楽天市場
オイスターパーペチュアル(176200)SS
国内参考定価価格:¥496,800
買取相場:¥380,000前後
買取利率:75%
デイト機能のないモデルはオイスターパーペチュアルという名前です。
上記はステンレス製モデルのため、K18モデルよりも買取率は高い傾向にあります。
*全て中古ランクAの状態での買取目安になります。
レディースモデルはメンズに比べると買取率も低く、プレミア価格がつくモデルはありません。
しかし近年ではレディースモデルも正規店では入手しづらくなっていて、特にステンレス製モデルの買取価格は上昇傾向にあります。
廃盤モデルのプレミア価格高騰率がすごい
ロレックスは新作は買取相場が高いのはもちろん、廃盤になったあとで買取相場が高騰するケースも多いです。
下記はヴィンテージモデルでありながら、非常に高い金額で取引されているモデルをご紹介します。
コスモグラフ デイトナ
引用元: 楽天市場
コスモグラフ デイトナ(6263)SS
当時参考定価価格:¥300,000前後
買取相場:¥8,000,000前後
買取利率:2666%
現行のデイトナは自動巻きですが6263などヴィンテージモデルは手巻き仕様です。
現行品だけでなくヴィンテージ品のデイトナも極めて高価になっており、年々市場から数を減らしていることから、ロレックス屈指のお宝ヴィンテージとなっています。
サブマリーナ
引用元: 楽天市場
サブマリーナ(5512)SS
当時参考定価価格:¥300,000前後
買取相場:¥4,000,000前後
買取利率:1333%
通称ミラーダイヤル、ギルトダイヤルと呼ばれる、とても希少なヴィンテージのサブマリーナーです。
インデックスの周りに金属の縁がない事も現行品では存在しない特徴の一つで、ロレックスファンから高い需要を誇る名作です。
エクスプローラーⅠ
引用元: 楽天市場
エクスプローラーⅠ(1016)SS
当時参考定価価格:¥280,000前後
買取相場:¥1,800,000前後
買取利率:642%
現行のエクスプローラーⅠの3世代も前になるヴィンテージモデルです。
品番が4桁のモデルはこのエクスプローラーⅠ以外にも、高騰しているモデルが多数存在します。
※全て中古ランクAの状態での買取目安になります。
廃盤モデル、ヴィンテージモデルと呼ばれるロレックスのスポーツモデルは年々、相場が高騰しています。
今、現行で販売されているロレックスも50年後は相場が上がっている可能性も十分に考えられます。
下記は相場が高騰しているモデルに共通している事をまとめてみました。
- メンズのスポーツモデル
- ステンレスのモデル
- 手巻きムーブメントが使用されている
プレミア値が付いているアンティーク時計はこのような共通点があります。
レディースモデルやK18モデルはここまで高価になっている品物はほとんどありません。
査定に出す際に注意するポイント
査定額を1円でも高くするためには事前に確認するポイントがいくつかあるので、ご紹介します。
買取を検討されている方への参考になればと思います。
購入時の付属品の有無は査定額に影響する
ロレックスの査定額に大きく影響するのが付属品の有無です。
腕時計は買取後再販するにあたって、付属品があるのとないのとでは売れるスピードが変わるため、付属品が揃っている方が査定で高く評価される傾向にあります。
ロレックスは特に近年、外国の需要が高く、付属品があるかどうかで購入を決める比率も高くなってきています。
ロレックス購入時の付属品は以下です。
写真は2002年製造のサブマリーナ(16610)の付属品になります。
- 外箱
- 内箱
- 保証書
- 保証書ケース
- 説明書
- クロノメータータグ
- 余りコマ
※赤字で表記されている付属品は欠けてしまうと査定減額の対象になります。
ブランド買取店によっては稀に説明書やクロノメータータグの欠品も査定減額の対象になる場合もありますが、原則なくても査定には影響しません。
上記の付属品以外にも、購入時のレシートなど、自分で購入したことが証明できるものがあれば望ましいです。
オーバーホールをした証明書をつける
査定時に「オーバーホールはいつしましたか?」と質問される事があります。
もし過去に日本ロレックスでオーバーホールを行っている場合、メンテナンス証明書が発行されます。
直近でメンテナンスをおこなっている場合、この証明書を提示すれば査定が上がる可能性があります。
しかし日本ロレックス以外でメンテナンスした場合は、保証書がないため「オーバーホールしていないのと同じ」と判断する買取店がほとんどのため、社外メンテナンスをした場合には明細書は必要ありません。
下記は日本ロレックスにてオーバーホールをした際に発行される「請求書・メンテナンス証明書」です。
時計の状態を良く見せるポイント
買取に出す前に少しでも腕時計を綺麗にしておくこともおすすめです。
普段使いしていると必ず本体に汚れや手アカが付着します。クロスで簡単に汚れを落とすだけでも見た目の印象は異なります。
下記の写真部分は特に汚れやゴミが詰まりやすい箇所です。
バックルの溝部分に汚れやゴミが溜まっている場合はブラシなどで汚れを取って起きましょう。
バックルのフラップ部分もゴミが溜まりやすいです。必要に応じて綿棒など傷が付きづらい物を使用して汚れを落とすのが良いと思います。
まとめ
ロレックスに関する買取相場の情報などを中心に解説しました。
腕時計ブランドの中でも換金率に優れていて、スポーツモデルを中心に買った金額より高く売れることも起こりえます。
特に近年は正規店の品薄によって中古相場が大きく高騰しています。
昔購入して使っていないロレックスを売却するのであれば、かなり相場は良い時期だと言えると思います。
ロレックスの売却を検討されている方に少しでもお役に立てれば幸いです。
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