ジュエリーの中でも、もっとも買取で高値が付きやすいのが「Cartier(カルティエ)」です。
定価が高いというのもありますが、程度まとまった金額でお買取できることは間違いありません。
また腕時計に関しても、メンズはロレックス、レディースはカルティエというほど人気が高く、利率も良いです。
ここではカルティエのジュエリーの買取額の目安や、どんな品物が高値が付きやすいのか、査定に出す前に知っておくと有益なポイントを余すことなくお教えします。
この記事の目次
カルティエの買取額の目安について
カルティエの平均的な買取額の目安は、定価の20%~30%程度くらいとなります。
もちろん中古の場合、人気の品、そうでない品によって、相場は大きく上下しますが、ざっくりとした目安としてはこれくらいです。
(※ただ貴金属・腕時計以外の、バッグや小物類は例外です)
カルティエの貴金属ジュエリーの買取額は定価の20%程度が目安
カルティエのジュエリー類に関しては、定価の20%がおおよその買取額の目安となります。
基本的にこれを大きく上回るのは、最新でかつ人気の高いシリーズくらいで、ほぼこの利率に収まります。
あとは定価が高い品であれば、それに応じてご提示できる金額は必ず高くなります。
今一番人気があるのがジュストアンクルシリーズ
今カルティエで一番高値が付くシリーズが釘のようなモチーフが人気の「ジュストアンクル」です。
およそ2年前くらいに登場したシリーズで、まだ中古品の流通量が少ないため、買取でも高値がご提示できる状況となっています。
ジュエリーの平均は定価の20%程度だとご説明しましたが、ジュストアンクルに関しては、定価の40%-60%程度が相場とかなり高い水準でのお買取が可能です。
定番のラブシリーズなどは利率も高め
カルティエといえばLOVEシリーズを思い描く方も多いのではないでしょうか?
ラブリングやラブブレスはカルティエの定番中の定番として不動の人気を誇る人気シリーズです。
ただ1Pダイヤ、フルダイヤなどようなダイヤ入りモデルでないと高額買取は難しいです。
かなり細かくなりますが、ダイヤ入りなどの種類毎の買取額目安は以下となります。
種類 | 買取額の目安 |
---|---|
ラブリング18K(ノーマル) | 3万円-6万円 |
ラブリング18K1Pダイヤ | 4.5万円-7万円 |
ラブリング18Kハーフダイヤ | 6万円-9万円 |
ラブリング18Kフルダイヤ | 8万円-12万円 |
ラブリング18Kパヴェダイヤ | 20万円-30万円 |
ラブリング18Kパヴェ&フルダイヤ | 25万円-40万円 |
金額によって差が出るのは、ジュエリー類は状態によって査定も異なるからです。
またリングはサイズによって、素材の重さにも大きく差が出るため、大きいサイズの方が高値がご提示しやすいです。
貴金属は基本的に重さに比例して高値が付く
カルティエのジュエリーでは主に18K素材が使用されているものがほとんどです。
プラチナにも同じことが言えますが、そもそも金やプラチナは素材としての価値が高いです。
そのため、カルティエのジュエリーの査定額は、
となります。
バッグなどの場合は、近年小さめのバッグがトレンドということもあり、同じようなデザインでも、より小さい方が高値が付きやすいこともあります。
しかしジュエリー類の場合は、単純に同じようなデザインでも、確実に大きいものの方が高く金額ご提示しやすいです。
18Kとプラチナ、素材による金額の差について
カルティエのジュエリーで使用される素材は、18Kとプラチナが主です。(※近年は圧倒的に18Kが主流です)
基本的には上記したように、素材の相場×重さ(+デザイン代)で買取額が決められるため、素材の相場も重要になってきます。
ただ以前と比べてプラチナの相場はかなり下がっていて、現状だとグラム当たりの金額差が逆転しています。
金相場(純度100%):5,000円前後
※2019年3月現在
上記を踏まえ、カルティエで主に使用される金は18Kなので、グラム当たり「3,500円」、プラチナはPt950が主なため、グラム当たり「3,000円」程度になるため、これが素材当たりの計算となります。
そのため実質買取価格は、金とプラチナで大きくは変わりません。
しかし、プラチナ相場は下がっているにも関わらず、定価はプラチナの方が18Kモデルの倍程度高額となっています。
ですので買取でより高値が付きやすい(買取率として)のは18Kモデルとなります。
イエローゴールドとピンクゴールドはより高価買取が可能
カルティエの18Kモデルは、「ホワイトゴールド」「イエローゴールド」「ピンクゴールド」と三種類の展開があります。
イメージ的にもっともオーソドックスなのはホワイトゴールドの品ですが、3つの中だとホワイトゴールドだけ、やや買取額は下がってしまいます。
反対にイエローやピンクであれば、同じ品だとしても数万円高くご提示できるケースが多いです。
カルティエの腕時計はレディースの方が買取では高価
カルティエはジュエリー以外にも、腕時計が非常に人気のブランドです。
特にレディースモデルに関しては、時計専門ブランドを含めても、もっとも人気が高いと言っても過言ではなく、当然中古の相場も比較的高めとなっています。
もっとも買取率が高いモデルがクォーツなのはカルティエだけ
カルティエでもっとも買取率が高いのは、レディースの「タンクフランセーズ」「タンクアングレーズ」といったモデルです。
利率でいうと、ステンレスモデルでクォーツの品がもっとも高く、定価35万円に対して、買取額12万円程度が相場となっていて、買取率は33%程度となっています。
ケースがゴールド素材であったり、18Kコンビモデルなどに関しては、利率は若干下がり25%くらいが平均値です。
ただし、定価はこちらの方がだいぶ高くなりますので、金額は最低でも25万円以上くらいとなります。
メンズモデルも安定した高額買取
メンズモデルにも「バロンブルー」「カリブル」といった定番モデルは、人気も高く中古市場でも安定した高値を誇っています。
カルティエのメンズでオートマの腕時計に関しては、総じて定価の30%程度が買取相場の目安となり、ステンレスタイプの品であれば金額は「20万円-35万円」くらいとなります。(※新品未使用ならさらに高値)
ロレックスなどのように“定価で購入すれば、同じ金額で売れる”というほどは難しいですが(ロレックスが異常なだけです・・・汗)、通常のブランド腕時計と比較すると、それなりに高い水準であるのは間違いありません。
査定時に知っておくと得するポイント
次に、カルティエの査定時に知っておくとプラスになるポイントを解説していきます。
カルティエはその他のバッグなどをメインとする高級ブランドと異なり、ジュエリーや腕時計がメインとなるため、非常に単価が高額になります。
そのため、付属品の有無に関しては、他ブランドよりもシビアだと言えます。
高価な品はギャランティの有無で査定が変わる
カルティエの腕時計に関しては、ギャランティ(保証書)があった方がご提示できる金額も少しアップします。
具体的には、ない場合2万円前後変わると思っていただければと思います。
またジュエリーに関しても、同じようにギャランティが存在します。
ジュエリー類は、比較的低価格の品に関しては、有無による金額差はほぼありませんが、買取額数十万円以上の品物に関しては、腕時計と同じように金額に多少影響してきます。
無記載のギャランティ類は効力を持たない
稀に中には、無記載のギャランティが付属している場合もあります。
これは正規ブティック以外で購入した並行輸入品などの場合、ギャランティカードはあっても、シリアルや購入日が何も記載されていないことがあります。
無記載のギャランティに関しては、中古市場においてはあってもなくても金額には影響しません。
ダイヤなど石入りジュエリーは鑑定書が別で付属している場合もある
カルティエの大きめの一粒ダイヤなどが入ったジュエリーには、ギャランティとは別で鑑定書が付属している場合もあります。
ギャランティカードはあくまで「カルティエの正規の品物です」と証明するものなので、石の大きさなどを読み取ることはできません。
メレダイヤなど小さいダイヤが散りばめられたようなデザインの品物は、ギャランティのみが付属品となりますが、鑑定書が付属しているような大きめのダイヤモンドジュエリーにおいては、鑑定書も重要となります。
まとめ
カルティエは高級ジュエリーブランドの中ではトップクラスの人気を誇り、中古市場でも非常に人気が高いです。
そのため中古品であっても、かなりまとまった金額をご提示しやすいブランド品の一つとなります。
しかしバッグや財布といったレザー製品においては、非常に値段が付きづらいため、お買取自体そこまでお勧めできません。
ここではカルティエのお品物の平均的な買取相場などをご紹介いたしましたが、素材や大きさなどかなりの種類がありますので、全てを説明することは難しいです。
もしカルティエのジュエリーや腕時計などをご売却されたいとのことでしたら、下記の公式サイトなどよりお気軽にご相談いただけますと幸いです。