近年、日本国内のスマートフォンユーザーが人口の8割を超え、今となっては、生活の必需品となっているスマホ。
それに伴い、中古スマホ市場も規模が大きくなり、買取数も年々増加しています。
今回はスマホの代表とも言われているiPhoneを買取に出す際に、知っておくべきポイントや買取相場にて解説していきます。
iPhoneの売却を検討している方は、是非参考にしていただければと思います。
この記事の目次
iPhone買取における基本情報
iPhoneを買取に出す前に事前にするべき事や、調べておく必要がある基本項目を細かくまとめてみました。
売却前の必須事項
iPhoneを買取に出す際に必ずしておかなければならない事が
データの初期化です。
この処理を怠ってしまう事で、個人情報はもちろん、内部の全てのデータを抜き取られてしまう事も十分に考えられます。
必ずデータを初期化してから買取にお出しする事をオススメします。
下記はデータ初期化手順になります。
簡単な作業なので、必ず行ってから買取に出しましょう。
ジャンク品(壊れ)は買取できる
ガラス割れや起動しないiPhoneなどの買取は相場よりも80%前後低下する傾向にありますが、買取ができないといった事はありません。
と言うのも、スマホ買取業者は壊れている部分を修理して再販する事が可能なので、ジャンク品であっても原則、買取はしてもらえます。
しかし、本体の外見に社外パーツをカスタムしてしまったiPhoneや改造してしまったiPhoneは値段がつかない事もあるので、注意が必要です。
下記の画像は買取をができなかった改造iPhoneです。
※裏面をオリジナルで改造したiPhone。カメラ機能も使えないため買取不可
このように元に戻せないiPhoneの買取はほぼ断られてしまいます。
残債有り本体の買取は不可
残債残りのiPhoneの買取は原則できません。
残債とは本体を割賦支払いにした時の本体の払い残しの事を指します。
この残債の支払いが滞ってしまうと、ネットワーク利用制限がかかってしまい、利用ができなくなってしまいます。
そのため、再販するにあたってリスクのある本体の買取は基本、断られてしまいます。
残債確認方法
お持ちのiPhoneは各キャリアの公式ページにて確認する事が可能です。
確認にするにあたって必要なのが、IMEI(製造番号)が必要になります。
※設定→一般→情報によりIMEIを確認する事が可能です。
15桁のIMEIを各キャリアの公式ページにて確認すれば、残債の確認をする事ができます。
残債の有無は下記から該当するキャリアで確認する事が出来ます。
NTT DOCOMO
公式ページ: NTT docomo
SOFTBANK
公式ページ: Soft Bank
au
公式ページ: au
iPhone買取金額目安
iPHoneの買取金額は世代や容量によって差がでます。
以下は世代、容量別でまとめた買取相場なので、参考にして見てください。
各種iPhone買取相場
iPhone3GS
32GB:¥100〜500前後
iPhone4
32GB:¥100〜1,000前後
64GB:¥500〜3,000前後
iPhone4s
32GB:¥100〜1,000前後
64GB:¥500〜3,000前後
iPhone5
32GB:¥2,000〜4,000前後
64GB:¥3,000〜5,000前後
iPhone5c
32GB:¥2,000〜4,000前後
iPhone5s
32GB:¥3,000〜6,000前後
64GB:¥4,000〜7,000前後
iPhone6
64GB:¥7,000〜11,000前後
128GB:¥9,000〜13,000前後
iPhone6PLUS
64GB:¥8,000〜13,000前後
128GB:¥10,000〜15,000前後
iPhone6s
64GB:¥9,000〜14,000前後
128GB:¥12,000〜17,000前後
iPhone6sPLUS
64GB:¥13,000〜19,000前後
128GB:¥15,000〜21,000前後
iPhoneSE
64GB:¥13,000〜18,000前後
iPhone7
128GB:¥20,000〜30,000前後
256GB:¥25,000〜35,000前後
iPhone7PLUS
128GB:¥22,000〜32,000前後
256GB:¥27,000〜37,000前後
iPhone8
256GB:¥55,000〜65,000前後
iPhone8PLUS
256GB:¥58,000〜67,000前後
iPhoneX
256GB:¥62,000〜74,000前後
※上記は全て中古Aランクでの買取平均目安になります。
最新機種で綺麗な状態であれば、定価の50%以上と高値な値段がつきますが、販売されてから3年以上経過したiPhoneは買取利率がかなり低下します。
キャリアとSIMフリーによる金額差
iPhoneはキャリアとSIMフリーの2種類に分けられますが、買取金額の差はほぼ変わりません。
しかし、最近では、キャリア契約から格安SIMフリーに契約する人が増えている事から、SIMフリーのiPhone買取店なども存在します。
新型機種がでる度に買取金額は落ちる
これはiPhoneに限らず、Android携帯にも共通する事ですが、新型機種が販売される度に既存で販売されていたiPhoneの買取相場は下落します。
参考までにiPhone XからiPhone6までのの金額差をまとめてみました。
- iPhone X(256GB):〜¥75,000-
- iPhone 8(256GB):〜¥63,000-
- iPhone 7(256GB):〜¥40,000-
- iPhone 6(128GB):〜¥18,000-
※上記は状態の良い中古品の平均買取相場です。
このように最新機種が販売されるにあたって前機種はどんどん安くなっていきます。
iPhoneの新作発表は毎年8,9月辺りなので、不要のiPhoneの売却を検討している方は新型が発表される前に売却する事をオススメ致します。
1円でも高く売る為のポイント
事前にiPhoneを買取してもらうために、しておく事で査定額がアップポイントをまとめてみました。
iPhoneの売却を検討されている方は是非参考にしていただきたいと思います。
新品未使用の充電器があれば付属させる
iPhone買取においての付属品の有無は、買取金額には影響ありません。
ですが、新品未使用の充電器を本体と一緒に査定してもらうと、査定額をアップしてもらえる買取業者が多いです。
不要の未使用充電器がある場合は一緒の付属させる事をオススメします。
本体は綺麗にクリーニングしておく
査定してもらうにあたって査定人に綺麗に見せる事が、非常に大事です。
本体についてしまった傷などは仕方ありませんが、付着した汚れやなどは事前に拭き取って綺麗にしておきましょう。
また査定人がチェックするポイントとして、ヘッドセットコネクタ、Lightningコネクタに詰まったゴミやホコリも取っておく事を推奨します。
画面割れを直してから査定に出す
難ありのiphoneの中でも画面が割れてしまっているケースが一番多いのですが、画面が割れてしまっているiPhoneの買取は本体が全体的に綺麗だとしても、買取相場の半分以下での買取になってしまいます。
画面割れは、アップルの正規メンテナンスであれば、15,000円程度、スマホ修理業者であれば8,000円前後で修復する事が可能です。
直す手間はかかってしまいますが、画面割れを直して査定してもらう事によって、金額が大幅に変わる可能性もあり得るため、事前にお調べする事がオススメです。
まとめ
今回はiPhoneの買取に関して解説させていただきました。
iPhoneに限らずですが、スマホは販売からある程度、時間が経ってしまうと、かなり相場が下落してしまいます。
売却を検討している方は各項目を把握した上で、買取してもらえればと思います。