エルメスの「バーキン」は買取でもっとも高値が付きやすいブランド品の一つです。
弊社が運営する「ファーストクラス」において、もっとも力を入れてお買取しているブランド品がバーキンです。
資産価値が高く中古品でも優れたリセール率であることは知られていますが、その反面値段の付きづらいバーキンもあります。
今回は「バーキンの高額買取」のことではなく、“買取では安くなってしまうバーキン”のことについて解説していきたいと思います。
買取価格が安いというのは人それぞれ感じ方が異なるため、ここでは買取査定が70万円以下というラインを前提としご説明していきます。
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この記事の目次 [show]
バーキンは買取価格の差が大きい
バーキンは壊れたりしていない限り、最低でも30万円以上でお買取ができます。
通常ブランドバッグであれば、どんなに人気モデルでも状態が悪いと定価の10%も値段がつきません。ですがバーキンの場合状態が悪くとも30%以上の値段がつきます。
そこまでリセール率が高いバッグはありませんので、ブランドバッグの中でもっとも高く売れるのはバーキンだと考えています。
ですがバーキンはサイズ、色、素材などの条件、そして状態の良し悪しによって大きく買取価格が変わる傾向にあります。
最高価格と最低価格を知る
買取を検討される上で、まず知っておいていただきたいのが、バーキンの買取価格の最高額と最低額です。
条件を満たす例⇒バーキン25 エトゥープ トゴ GLD金具 最新の製造刻印 新品)
最低額の目安:30万円前後
条件を満たす例⇒バーキン35 ナチュラル クシュベル SLV金具 20年以上前の製造刻印 状態が悪い
※あくまでオーダー品やエキゾチックレザーなどでない通常モデルのバーキンを前提としています。
このように人気や状態によって、同じバーキンでも大きく買取額は異なります。
同じバーキンでも100万円以上の金額差がある
上記した例はあくまで最高価格と最低価格で極端な例ですが、実際に高値がつく条件の揃ったバーキンとそうでないバーキンは100万円以上相場が変わります。
単純に“バーキンは高く売れる”というだけでは言い表すことができない実態があります。
今お持ちのバーキンは高く売れる品なのか?そうでない品なのか?を知った上で、現実的に売却を検討することをおすすめします。
サイズによる人気の差が大きい
バーキンの金額差が大きい一番の理由が「サイズによって人気の差が大きく変わる」からです。
人気はファッショントレンドによっても異なるものの、現在バーキン25の買取価格が極めて高く、バーキン35の相場は安くなっています。
バーキンは小さいサイズほど入手も難しく、定価は安いですが実際の流通価格は高いです。
弊社の実際の買取事例から算出した「中古のバーキンの平均買取価格」は以下となっています。
- バーキン25平均買取価格:996,150円
- バーキン30平均買取価格:859,468円
- バーキン35平均買取価格:447,227円
※2021年までの2年間のファーストクラス買取実績から算出
※新品未使用品、特殊素材等の高額品は除いています
このようにバーキン25、バーキン30であれば、中古でも80万円以上で売却できるものがほとんどですが、バーキン35の中古品となると極端に安くなる傾向にあります。
このあとの項目では、実際にどういったバーキンが安い金額になってしまうのか解説していきます。
「安い」の目安としては、平均買取価格である”70万円以下”の金額を目安にしてみてください。
年代が古い品は値段は付きづらい
バーキンを含む全てのエルメス製品は、製造された年によってそれぞれ異なるアルファベットの刻印が施されています。
その刻印を見れば、いつ製造されたバーキンか一目でわかるようになっています。また現行品はアルファベットだけですが、古い品物はアルファベットが□で囲われている、もしくは◯で囲われています。
- 2015年以降〜:アルファベットのみ
- 1997年〜2014年:アルファベットが□で囲われている
- 1996年以前:アルファベットが○で囲われている
まず平均以上、70万円以上の査定が出る品物は、だいたい2000年以降に製造された品だと考えてください。
細かなアルファベットごとの製造年数は以下となっています。
○Z | □A | □B | □C | □D |
1996年 | 1997年 | 1998年 | 1999年 | 2000年 |
□E | □F | □G | □H | □I |
2001年 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 |
□J | □K | □L | □M | □M |
2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 |
□O | □P | □Q | □R | T |
2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 |
X | A | C | D | Y |
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 |
※2021年は「Z」です。
特に○〜刻印は、よほどの美品でない限り70万円以上でのお買取が難しくなっています。
2000年以前に製造されたバーキンは買取価格が安い
製造年ごとで大まかにバーキンの買取相場を括るのであれば、以下の金額が目安となります。
中古品を前提の数字ですので、綺麗な品物や人気モデルであれば、上限以上の金額でのお買取も可能です。
ですがやはり2000年以前の品物となると、大体平均しても50万円前後のお買取となるケースが多く、製造年によって高値がつきづらいことがわかると思います。
状態ランクによる金額の差
高額なバーキンの場合、状態の評価がよりシビアな傾向にあります。
逆にいえば状態の極めて良いバーキンは年代が古くても高値がつきます。
バーキンは状態に応じて、大きく買取価格にも影響が出ます。一般的な状態のランク付けは以下のようになります。
- Sランク:新品未使用品⇒150万円以上
- Aランク:ほぼ使用感がない中古品⇒90万円-150万円前後
- ABランク:わずかに使用感があるが、状態の良い中古品⇒80万円-130万円前後
- Bランク:使用感がある中古品⇒40万円-80万円前後
- BCランク:大きく使用感がある中古品⇒30万円前後
弊社も含め、多くの買取店では状態に応じて、中古品のランク付けをしており、それに応じて金額も大きく変わってきます。
ステータス性の高いバーキンに関しては、状態が悪い品の需要が低いことから、状態の良し悪しで金額が数十万円単位で変わってきてしまいます。
70万円以上で売却できるバーキンを状態で線引きするのであれば「最低でもABランク程度の評価」に収まることが重要です。
細かな使用感を判断する基準について
ランクに関して少し補足すると、ABランクの基準を弊社では「やや小傷はあるが、全体的に美品の中古品」と設けています。
具体的には「多少使用に伴う擦れや傷はあれど、よく見ないとわからないくらい」でないとなりません。
下記のような事例はBランク以下となります。
あくまで総合的な評価をしていますが、このように明らかに角が擦れているくらいになると、大抵Bランク以下という評価となってしまいます。
バーキンでもっとも使用感が出やすい箇所が角部分なので例に挙げましたが、角スレ以外にも本体の擦れなどももちろん考慮されます。
またバーキンの金具部分の状態も判断するポイントです。
上の写真の品物は、この擦れ傷があるだけでBランク以下、もしくはBCランクの評価となる例です。
金具の擦れキズは使用していれば、多少は出てきてしまいますが、使い古しているなという印象になってしまうと状態ランクを大幅に下げる要因になります。
値段が付きづらい色について
バーキンの買取において重要項目が「本体カラー」です。
人気の色とそうでない色というだけで、状態などのコンディションが全く同じだとしても30万円前後の金額差が出てしまいます。
人気が高いのは、需要が高いモノトーン系のカラーです。
定番どころの、
- ブラック
- エトゥープ
- トゥルティエールグレー
- ゴールド
これらの色は常に需要が絶えないといって良いほど、中古市場では安定して高値が付いています。
古い品でも比較的値段が付きやすいのは、ブラックやグレー、ブラウンといった持つ人を選ばない定番色だと言えます。
着用シーンを選ぶような派手なカラーは買取相場が安い
反対に派手めな色に関しては、相場は安めとなる傾向が強いです。
着用シーンが限られてくるというのが一番の理由で、高額なバーキンだからこそ”シンプルで着用シーンを選ばないモノトーンカラーが欲しい”という方が多数。
ピンク系であったり一部人気が高い色もありますが、基本的に明るい色のバーキンはブラックやグレーと比較すると30万円くらいは買取価格が安くなってしまいます。
茶色系はゴールドだけが人気
茶色系は古くから「ゴールド」「ナチュラル」「ショコラ」といういった定番と呼ばれるカラーが多いです。
シーンを選ばず着用できる点はモノトーン系と変わらないものの、グレー系やベージュ系と比較するとやや人気は低いです。
現行品としても数多くリリースされている定番色「ゴールド」カラーのバーキンは今でも人気が高いですが、ダークブラウンや明るいブラウンといった色味は明るい色と同じく、値段がつきづらい部類となります。
ブラックやグレーと比較して、傷やダメージが目立ちやすい点も買取価格が安くなってしまう要因です。
↓↓↓カラーと買取価格の関係性は以下の記事でも解説しています
エルメスバーキンのカラー別最新の人気傾向は!?買取価格がいくら変わるのか具体的に解説
値段が付きづらい素材について
バーキンの素材は豊富にありますが、新しめの素材と昔使われていた素材があり、使われている素材によってだいたいの年代もわかるといった特徴があります。
素材は新しめかどうか、そして人気があるかどうかが重要です。
似たような素材でも、名前が変わり進化している
バーキンの素材は四種類がメインになっています。
特徴は同じでも、古い素材と新しめの素材があり、素材が変わると相場も大きく変わってきます。
素材の特徴 | 古い(相場安め) | 新しい(相場高め) |
---|---|---|
革の肌目が粗く・少し固め | アルデンヌ | トゴ |
革の肌目が粗く、少し柔らかめ | フィヨルド | トリヨンクレマンス |
革の肌目が細かく、表面が少しザラザラしている | クシュベル | ヴォーエプソン |
革の肌目がもっとも細かく、表面がツルッとしている | ヴォーガリバー | ヴォースイフト |
厳密に言えば、それぞれ少しずつ異なりますが、大まかな特徴は共通していて「アルデンヌが新たにリニューアルされて登場した新素材がトゴ」となっています。
上の表で記した「古い素材」はもうすでに廃盤となっていて、新たに生産されているものはほぼありません。
基本的にどれも10年くらい前にはすでに生産終了となっていましたので、古い素材を使用したバーキンはほぼ確実に10年以上の型落ち製品ということになり、買取相場も安めとなる傾向にあります。
見た目はあまり変わらなくとも買取価格は10万円以上変わる
例えばアルデンヌとトゴは、素人目にはあまり違いがわからないと思います。
しかし中古市場においては、限定品などでない限り、基本的に製造が新しいものほど高値が付きやすいため、見た目がほとんど同じでも、アルデンヌは買取価格70万円、トゴは100万円というように大きく幅が開くケースもあります。
買取では安くなってしまう傷がつきやすい革素材
素材別の評価で見ると、現在もっとも人気が高いのがトゴです。トゴであればよほど状態に難がない限り、ここでいう70万円以下になる例はほぼありません。
現行の素材だと、トゴ>トリヨン>エプソン>スイフトといった人気順になっています。
トゴやトリヨンは目がしっかりしていて、傷がつきづらく目立ちにくいという理由から中古市場での人気も高いです。
反対にスイフトは、表面がツルッとしていて、他の素材よりも爪傷などが付きやすく繊細です。
4つの中でもっとも定価が高いスイフトですが、買取では高値がつきづらい素材と位置付けられます。
まとめ
買取で安値になってしまうバーキンの傾向をまとめると、
- サイズがバーキン35である
- 年代が古く、状態が良くない
- 色がシンプルではない(明るめの色)
これらの要素が重なってしまうと、いくらバーキンと言えど思うような高値がつかないことも考えられます。
とはいえ、どんなバーキンでも最低でも30万円以上、バーキン30のブラックなど定番のものであれば最低でも70万円以上でお買取できるケースがほとんどです。
使い古しても、ある程度高値で売れるという観点で見ると、バーキン以上に優れたリセールバリューがあるバッグはないというのが事実です。
弊社が運営するファーストクラスでは中古のバーキンに力を入れて買取しております。
実際にバーキンの買取事例も多数公開しているので、お手元のバーキンのご売却を検討されている場合には、電話はLINE等でお気軽にご相談ください。