バーキンは色によって値段が全然違います。(※定価は変わりません)
中古市場においては、色によって数十万円単位で相場が異なる傾向があります。
今回は人気の色とそうでない色で、どれくらい買取相場が変わるのか?
どんな色が人気が高く、どんな色が買取では安値になってしまうのかを詳しくまとめてみました。
ファーストクラスの公式サイトにて買取事例を公開しています
この記事の目次
最新版バーキンの人気カラーをランク付け
一番わかりやすい方法は何かと考えた時に、カラーをランク付けするのがベストだと考えました。
あくまで買取価格をランク付けしたものですので、好きな色のランクが低いからショックなどは受けないようお願いします。。
ただ、エルメスの製品は定価こそ同じですが、色によって中古の売値が大きく変動するのが事実ですので、それをわかりやすくお伝えできればと思っております。
ランクごとの新品買取価格の目安
前置きが長くなり恐縮ですが、同じ条件で色だけを比較するために「新品未使用(製造刻印が今年の品)」で「バーキン30サイズ」のお買取価格でランク付けをしていきます。
新品では安い色でも、中古になると高い。なんていうことはほぼ確実にないため、新品の買取相場でのランク付けとしております。
SSランクの色(買取価格150万円前後)
ブラック・エトゥープ
不動のツートップと言えるほど、長年愛され続けているエルメスの定番色がこの二つです。
どちらもシンプルisベストを貫いている、どんなコーデにも合わせやすく、どんなシーンでも着用できる鉄板カラー。
中古市場での需要ももっとも高く、一番高く売れる色はブラックとエトゥープです。
Sランクの色(買取価格140万円前後)
グリアスファルト・エタン・グラファイト・セージ・トゥルティエールグレー・グリムエット・プルノワール
このランクにはグレー系のカラーが並びます。逆に言えば、色物はこれ以上の評価が基本的には難しいです。(※稀に流行に乗って爆発的に相場が上がる色も存在します)
ここまでがギリギリ定価以上(およそ135万円以上)で買取できるラインと言えます。
Aランクの色(買取価格130万円前後)
ローズエクストリーム・ローズパープル・ローズテリアン・ローズアザレ・ローズサクラ
【黒に近い濃いカラー】
ヴェールシプレ・ブルーニュイ・ブルーオーシャン・マカサー
色物はここでようやくランクインしてきます。色物で最も高値が付きやすいのがピンク系統の色です。
ピンク系のバーキンは5年ほど前に爆発的人気になり、その時はどの色より高く買取できた時代がありましたが、今ではすっかり落ち着いています。
そのほかにも黒に近い青や緑と言ったカラーをAランクとさせていただきました。
Bランクの色(買取価格115万円前後)
ゴールド・ナチュラル
【紫寄りのピンク】
・マグノリア・アネモネ・レザン
【濃いめのブルー】
ブルーアガット・ディープブルー・ブルーアンクル・ブルーエレクトリック・ブルーゼリージュ
この枠に入るのは本当に一部で、古くから根強い人気がある明るいベージュ系のカラーであったり、紫系のカラー、そして濃いめのブルーといったラインナップです。
色物の中でも、シーンを選ばずに使い勝手が良い、どんなコーデにも合わせやすいカラーがこのランクのイメージです。
Cランクの色(買取価格100万円前後)
ホワイト・クレ・グリパール・アルジル
【赤系全般】
ローズジャイプール・ルージュヴィフ・ルージュカザック・ルージュグレナ
【オレンジ系全般】
オレンジ・フー・アプリコット
【黄色系全般】
ジョーヌブッサン・ライム・スフレ
【緑系全般】
アップルグリーン・バンブー・アニスグリーン
【薄めのブルー】
ブルーラン・ブルージーン・ブルーパラダイス・ブルーゼフィール
【こげ茶系】
ショコラ・カフェ・カカオ
最終的にこのランクが一番多くなってしまいましたが、バーキンの中でも高く売れづらい色のランクとなります。
白をはじめとする薄い色に関しては、汚れが目立ちやすいなどの理由から中古品の市場価値は低めとなってしまいます。
それ以外にもオレンジや黄色、緑だったりと、好き嫌いが分かれるような色合いも人気が低いです。
購入した時から色によって最大50万円の差がある
上記を見ていただければわかる通り、シンプルに黒と白の違いだけで、中古市場での価格は50万円もの差があります。
ただし何度も言うように、あくまで中古市場での価値の話ですので、これをどう受け取るかはそれぞれです。
しかし知っておいて損だということはないと思います。
「バーキン=高価買取」というイメージだけが先行していますが、実際には新品状態であっても、色によってこれだけ買取価格に差は出ます。
色の人気の傾向について細かく解説
できるだけ誤解のないよう少し補足もしておきたいと思います。
ちなみに状態に関しては「新品」であることを基準に買取価格を算出し、ランク付けしていますが、中古品になってもランクが大きく変わることはありません。
また素材も指定してはいませんが「トゴ」「エプソン」といった高値が付きやすいものを基準とした買取価格を目安にしております。
モノトーン系やシックな色は中古市場での評価が高い
上記を見ていただければわかる通り、なんといっても上位にランクされる色はほぼモノトーンカラー、もっと言えば黒かグレーばかりです。
この傾向に関しては、ここ10年ほど変わりなく、今後評価がガタ落ちするということは考えづらいです。
そうした理由から、色にこだわりがなく“バーキンを買いたい”と思っている方に対しては、どうしてもモノトーンカラーをオススメしてしまいます。
しかしその分ブティックでも入手しづらく、中古市場などの二次流通で購入しようとすると非常に高値という特徴があります。
シーンを選ぶような派手な色は人気が低い
モノトーンに対して、色物である派手めの色の場合、買取では高値がご提示しづらいです。
理由としては、シンプルに中古で売れにくいことに尽きます。多少値段が高くとも、ブラックのバーキンと色物のバーキンでは需要が圧倒的に変わるというのは想像に難しくありません。
高値で買取できるというのは言い換えれば、販売するまでの見通しが立ちやすいということです。
より派手な色になると、置いておいてもいつ売れるのか、またいくらの売価が適正なのか見通しが立てづらく、その分高値で買取するというのが難しくなります。
同じ理由で、新色で派手めの色などはより買取で値段が付けづらいということになります。
流行に影響されて相場が高騰することもある
ただし色物はモノトーンカラーにはない流行に影響されるという特徴があります。
近年ではまさにピンクのバーキンは一大ブームとなり、中国人観光客が日本にあるピンクのバーキンを根こそぎ買い漁り、相場が爆発的に高まりました。
最高では買取価格200万円前後まで高騰したものの、ブームが去った今では並より少し高いくらいの相場に落ち着いています。
その前はブルー系がモノトーンと同じくらいの相場まで上昇しましたが、やはり今では並の相場となっています。
まとめ
中古のバーキンの価値は色で変わるといっても大げさではないほど、色の違いで大きな金額差を生みます。
ただ売却しなければその価値もあってないようなものですから、自分が一番気に入ったカラーのバーキンを買うというのも正解に一つです。
しかし「バーキン=売るときに高い」といったイメージだけが先行していると、痛い目を見ることもありますので、このあたりのことは知っておいて損はないかなと思ったので解説してみました。
もし実際にご売却を検討されている場合には、弊社の出張・宅配査定サービスやお電話などでもより詳細なお目安をお伝えすることができます。
お気軽にご相談いただけますと幸いでございます。