ルイヴィトンで過去もっとも売れたバッグは・・・?

長い歴史の中で数多くのベストセラーを生み出し続けている高級ブランドの頂点に君臨するルイヴィトンだけに、その答えを導くのは容易ではありません。

しかし2000年以降に限って言えば、現在進行形で「ネヴァーフル」がもっとも売れているバッグのはず。

これまでのルイヴィトン製品にはなかった「シーンを選ばない使いやすさ」に特化したトートバッグは、ルイヴィトンのバッグの中でも、もっとも買取で高値が付きやすいと言われています。

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ネヴァーフルが高く買取できるのは使いやすいから

ネヴァーフルは2007年に初登場。そのため、スピーディやアルマなど他の定番バッグと比較すると、かなり最近登場したバッグなのです。

しかし今までになかった、軽くてデイリー使いにちょうどいいトートバッグタイプとあって瞬く間に幅広い層に大ヒットしました。

買取においても、パーティなどの時にしか使えない派手なデザインの品よりも、普段使いができるバッグの方が高値がつきやすく、その点ネヴァーフルはまさに高価買取ができるバッグなのです。

ネヴァーフルの具体的な買取相場

早速ネヴァーフルの買取相場ですが、大まかな示すと以下となります。

3万円-8万円

一般的な中古のネヴァーフルであれば、ほぼこの幅に収まるでしょう。

ネヴァーフルは「モノグラム」「ダミエ」「アズール」といったPVCレザーの3パターン、それに加えて「エピ」のレザー素材を使用した4つのバリエーションがあります。

定価こそエピが高いものの、人気はPVCレザーの方が高いため、ちょうど良く買取相場はどれも同じくらいになっています。

強いて言うなら、一番汚れが目立ちにくいダミエのネヴァーフルが金額は高くご提示しやすい傾向がありますが、さほど大きな差はありません。

サイズ別の買取相場の差

素材による違いはありませんが、サイズに関しては少しだけ差があります。

サイズの展開は下記の3つ。

  • ネヴァーフルPM(W29 H21 D12)
  • ネヴァーフルMM(W31 H28.5 D17)
  • ネヴァーフルGM(W39 H32 D19)

もっとも標準的なものは「ネヴァーフルMM」。よってネヴァーフルはMMサイズが中古人気がもっとも高いです。

一番人気が低いのは小さめのPMサイズ。

どうしても普段使いのしやすさで人気が高いモデルのため、小さすぎて容量がないのは少し需要が低いというわけです。

実際に買取価格の差はPMだと、MM、GMに比較して1.5万円くらい安い程度と思っていただければ良いかと思います。

状態による買取額の違い

かなり状態の悪いネヴァーフル

もちろん買取価格を決める上でもっとも重要になるのは状態です。

しかしネヴァーフルに関しては“状態は悪くても比較的値段が付きやすい”傾向にあります。

普段使いがメインのため、パーティなどに持っていくようなバッグと違い、多少汚くとも需要があるというのが理由です。

とはいえ、差は出ます。先ほどの3万円-8万円というのも、状態が悪いと3万円、とても綺麗なら8万円。と思っていただいて構いません。

ネヴァーフルの状態を判断するポイント

状態を判断するポイントでまず一つ目は持ち手の黒ずみです。

持ち手が黒ずんでいると評価ダウン

持ち手部分が革素材なため、使い込んでしまうとどうしても黒ずんでくる傾向があります。

これに関してはモノグラム、アズールといったヌメ革が茶色のものだとダメージが目立ちやすいです。ダミエであればヌメ革が黒に近い茶色なので目立ちづらくマイナス評価になりづらいです。

ただしここまではまだ許容範囲です。下記のようなダメージが深刻だと先ほどの「買取価格3万円にも満たない」可能性が出てきます。

縁が割れてしまっているとかなり状態は悪いと判断

かなり使い込んでくると、縁が割れてくるケースがあり、ここまでいくと難ありという評価になってしまいます。

そしてさらに進むと、両サイドの革紐が千切れるということが起きてきます。

サイドの革紐が千切れてくると難ありの評価

ここまでいってしまうと、買取ではかなり安い査定となってしまいます。

もちろんその中でも程度によりますが、だいたい目安として「1万円-2.5万円」くらいが状態の悪いネヴァーフルの買取額となります。

新型と旧型について

新型と旧型についてはとても簡単で「付属ポーチがあるかないか」です。

現行のものをはじめ、新型と呼ばれる後期のネヴァーフルには全てポーチがついていて、もちろんポーチが付いているネヴァーフルの方が高値です。

新型ネヴァーフルは中にポーチが付属している

ポーチがあることでだいたい買取価格が1万円-2万円程度上がりますので、新型をお持ちの方は必ず併せて売却することをお勧めいたします。

古いネヴァーフルほど高価買取

新型のポーチがあるタイプであれば平均買取価格も7万円-8万円とかなり高めです。

しかしながらネヴァーフルは昔の物の方が高価買取と言えると考えています。それは当時の定価と今の定価は大きく異なっているからです。

ネヴァーフルは大幅に値上げしている

簡単に比較してみると、以下のようになっています。

発売当時の定価(2007年) 現在の定価(2019年)
ネヴァーフルPM 69,300円 165,000円
ネヴァーフルMM 76,650円 174,900円
ネヴァーフルGM 84,000円 183,700円

ほんの10年ちょっとで倍以上になっているというのが現実です。

しかし大きな仕様の変更はポーチが付いたかどうか。本体のバッグ自体に大きな変更はされておらず、当時のものかどうかを見た目では判断できません。

何が言いたいかというと、古い品物も新しい品物もそれ自体は買取価格にはほぼ影響しません。

古くとも綺麗なネヴァーフルであれば、買取相場は7万円程度あるため、当時購入した品物であれば定価で返ってきます。

もちろん新しい物でも買取率50%近い高価買取ではありますが、安い時期に買っていたネヴァーフルであればよりお得感が強いです。

ネヴァーフルのプレミアモデルについて

限定モノグラムローズのネヴァーフルMM
モノグラムローズの限定ネヴァーフルMM

最後に限定ラインのネヴァーフルについて軽く解説して終わりたいと思います。

ネヴァーフルの限定ラインについては“総じて通常ラインよりも高価買取”です。

ルイヴィトンの限定ラインに関しては、必ずしも高額かというとそうでもないですが、「ネヴァーフルという定番バッグの限定ライン」ともなれば、確実に通常のラインよりも高額です。

買取相場はピンキリですが、状態が良いものであれば間違いなく10万円以上はご提示することができます。

定価が安い時期の限定ネヴァーフルはほぼプレ値化

上記した定価の高騰による理論と同じように、当時10万円前後で販売されていた限定のネヴァーフルに関しては、ほぼプレ値化しています。

綺麗な状態の品物であれば「定価で返ってくる」くらいが平均的な買取相場です。

  • モノグラム ウェーブ(草間彌生)
  • モノグラム ローズ(スティーブン・スプラウス)
  • モノグラム ハンド(村上隆)

この辺りの限定ラインは、比較的販売も古く、今でも人気が高いラインとなります。

状態の良い品は総じて買取相場は15万円以上となっていて希少なネヴァーフルです。

希少モデルに関しては、相場の変動もあるため、詳しくはお電話などでお問い合わせいただけますと幸いでございます。

まとめ

ネヴァーフルはルイヴィトンのバッグの中でもベストセラー1位2位を争う定番バッグ。

中古市場での人気や評価も高く、お買取でも高値がご提示しやすい品物です。

平均買取率も30%以上とかなり高く、古い品物であれば定価も安かったため、かなり買取価格が割高に感じられるはずです。

ご売却の際には是非お気軽にご相談くださいませ。